社長ブログ

コロナウイルスを「正しく怖がる」5つの方法

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あらゆるメディアが,まずコロナウィルス関連のニュースをトップで扱っています。
自分の身辺に,ウィルスの足音がひたひたと近づいてくるような恐怖を覚えても不思議ではありません。
こんな中,冷静に,正しく怖がり,今の自分にできる対策をきちんと講じることが必要です。
あまりに過剰反応してしまうと,ウィルスにやられる前に心を病んできます。

「正しく怖がり」,今できることと,できないことを冷静に判断しましょう。
今回は,コロナウイルスを「正しく怖がる」5つの方法をまとめてみました。

1.ビクビクし過ぎず,事態を冷静に判断する

ビクビクし過ぎてできることまでできなくなるのは良くありません。
最新の統計によると,ここ日本においては年間11万人以上の人が肺炎で亡くなっています。そのほとんどが高齢者で,風邪やインフルエンザを発症した後,こじらせて命を落とす人が結構な割合に上るようです。それが仮に2割としても2万人以上になります。
本日現在の数字を見ると,国内での感染確認例は1万2千人を超え,死者数も300人に迫っていますが,上記の数字と比べるなら,この病気が我が国において,今のところ,どの程度の規模なのかが冷静に判断できます。

2.甘く見たり,軽く考えたりしない:健康面で

一方,1.にご紹介した数字だけで,大したことはないと短絡的に考えてしまうのは危険です。
コロナウィルスの保菌者であっても何の症状も出ない人もいれば,特にこれといった持病もなく,高齢者でもないのに,コロナにひどく苦しめられ,死が頭をよぎったという人もいるということです。自分が発症しなくても,他人にうつす可能性があるということも忘れてはなりません。ですから,手洗い,うがい,マスクといった常識的な対策は必要ですし,外出を必要最小限にし,三密を避けること,不用意にものに触れないことは当然意識すべきです。
持参の除菌ティッシュや,各所に設置してある消毒用アルコールなども積極活用しましょう。
あと一つ,注意したい点として,携帯端末やタブレット,PCキーボードなどIT関連機器の表面の除菌です。個人使用でも折に触れて定期的に除菌を心掛けたいものですが,共用であれば,自分が使い始める前には必ず除菌するようにしましょう。

3.甘く見たり,軽く考えたりしない:事業面で

事業面では,できることを最近のブログで色々と書きました。
目の前のお客様を何とかつなぎとめる努力を惜しまないこと,一方,将来のお客様離れを防ぐために,お客様に悪い印象与えてしまうことを極力避けることも必要です。この時期の取り組み方次第で,これから先が変わってきます。
現在,厳しい状況に置かれている業種の一つは飲食店でしょう。柔軟な経営の一例として,一部のお店では最近,リスクを避けるためにイートインはお休みするものの,テイクアウトやデリバリーを展開し始めることにより,目の前のお客様を何とかつなぎとめようとしています。高松市内では,複数の飲食店が互助的に,手の空いたお店が別のお店の品物を配達するという取り組みも見られます。
将来のお客様離れを防ぐための努力も見られます。弊社が所在する高松では,うどん店が軒を連ね,県下一円に個性的な有名店が数多く点在します。そうしたうどん店の多くは,「製麺所」とも呼ばれるセルフスタイルのお店で,店内は狭く簡単に三密が形成されてしまいます。行列を成すお店も多く,そこにコロナ疲れ・自粛疲れの県外客が押し寄せますと,大変危険です。このような中,多くの有名うどん店がゴールデンウィーク中の臨時休業を決めたことも,やはり高く評価できる決断です。特定警戒都府県からの来客は,自分のお店だけでなく,その周辺地域にも感染リスクを高め不安を与えてしまいます。「さぬきうどんのブランドに傷をつけてはならない」という店主の目には,この地に安くておいしいうどんを目指して,日本各地からやってくる,コロナ終息後のお客様の姿が映っているのでしょう。頑張れ!と応援したくなります。
今どうするか,何ができるか,そして将来,コロナ終息後を想像した時に,これでいいのか,今どうしておくべきか,このように考えてみることは大切ではないでしょうか。

4.怖がり過ぎない:心を守る

あまりにも不安な気持ちが高じてしまい,委縮してしまったり,心を病んでしまうこともぜひとも避けたいと思います。自ら命を絶つ人が,年間2万人ほどいることを考えると,この時期に自分で自分を追い込まないことは本当に大切です。家族内でも過度な不安から気持ちがだんだんとささくれ立ってきて,それがやがてDVなどの形になって表れてきたようなニュースも報道されるようになりました。リスクを避けるために,ある程度正確な情報を得ておくことは大切ですが,ニュースを見過ぎてしまうこともよくありません。ここでもバランスを取りましょう。

5.日常生活における少しの工夫

地元のスーパーに行きますと,保存食の類が徐々に品薄になっている状況が観察されます。パニック行動は厳に慎むべきですが,正しく怖がるために,少しずつ日持ちのする食品をふだんより多めにストックするくらいのことは心掛けておけそうです。冷凍庫に余裕があれば,冷凍食品も少し多めにストックできます。たまに外食で気晴らししてきた人たちは,今は少し控えておられることでしょう。ストレスがたまりますね。最近,高松の街角でも目にし始めたウーバーイーツを利用すると,行きたいお店に行かずとも,好きな料理を食べられるかも知れません。感染リスクを負わずに,美味しいものを食べて,心と身体を楽にしましょう。

まとめ

ちょうど本日,新型コロナウイルス対策を議論する政府の専門家会議が,人と人との接触を8割減らすために市民がとるべき10項目の行動のポイントをまとめました。正しく怖がることに役立てましょう。
10項目のポイントは,実家などへの帰省は避け,ビデオ通話でオンライン帰省。スーパーには1人または少人数で,すいている時間に行く。飲み会はオンラインで。筋トレやヨガは自宅で動画を活用するなどとなっています。

事業者であれ,個人であれ,家族であれ,自分たちにとって起きてはならないリスクは何かを考えて,適切な対策を講じていきましょう。

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